ICT 前夜、そして「今日と明日」
一般財団法人電波技術協会 名誉会長 田中 征治 著
本書は、テレビ放送のデジタル化やモバイル通信環境が進展する本格的なICT 時代の幕開け前夜から、著者が行政官として今日の発展を先導したICTとその後の事業展開の本質を著したものです。
衛星放送、CATV、衛星測位、ICTの健康管理への導入、国際化、五感情報通信等多岐にわたり、今後のICTの展望を考える上で得難い手掛かりを与える1冊です。
(「電波技技術協会報FORN」に連載記事として好評をいただいた記事をまとめたものです。)
ちょっとおしえて弁護士さん。デジタルな法律相談ちゃんねる
銀座東法律事務所 弁護士 佐熊真紀子、弁護士 横路春彦 著
ICT技術が進化するとともに、情報提供者とユーザとの間で新たなトラブルも生じてきている各種の事例に弁護士が応えます。消費・購買の際、ネットワークを介することで、供給者と需要者との間の顔が見えず、なりすましや不正複製が行いやすいICT社会の進展に、司法の専門家が分かりやすく解説と対応の助言をまとめました。ICT生活者にやさしい法律解説集です。
(「電波技技術協会報FORN」に連載記事として好評をいただいた記事をまとめたものです。)
私たちのマイクロ波通信50年
元電信電話株式会社代表取締役副社長 桑原守二 著
戦後、ICTインフラのトップランナーとしてマイクロ波通信回線を築き上げた無線エンジニア達の生の声が伝わる1冊です。
当時、国内通信網整備のために、昭和29年、日本電信電話公社が東京、名古屋、大阪間にマイクロ波通信回線を築き、これら都市間で自由に電話ができるようにしました。このマイクロ波通信回線は、数年の間に九州から北海道まで、日本全国に張り巡らされました。このインフラ構築に関与した郵政省、電電公社、通信機器メーカーのエンジニア達が当時を回顧し、設計内容、採用された技術などを記録として残した貴重な工学史として評されています。
(本書は、平成16年に編纂されたものです。)
ディジタル無線通信入門
髙畑文雄、前原文明、笹森文仁 著
本書は、携帯電話やデジタル放送、無線LAN 等の基礎となるディジタル無線伝送の基本を詳細に解説しております。教育の現場では、授業の教科書、また参考書として活用され高い評価を得ております。
前半部では、PSK、QAM などのディジタル変復調方式、OFDM、熱雑音、フェージング環境下でのビット誤り率等について説明しており、後半部では、ビット誤り率特性を計算するために、無線環境を計算機シミュレーションによって得る方法についての説明やその基礎となる考え方を習得できるよう構成されております。