事業の紹介

電波利用環境の改善

 総務省から委託を受け、これまで培った電波測定技術を駆使して、各種無線設備、電子機器などからの不要な電波輻射などを調査し、これらによる混信妨害の発生要因やメカニズムを解明し、混信排除のための対策手法の検討を行い、電波利用環境の改善に貢献しています。

【平成29年度に実施中の事業】

電波の利用に関する調査研究イメージ

  1. 重要無線通信などに障害を与える電波の発射状況調査及び障害の除去調査
  2. ラグビーワールドカップ会場周辺での混信電波及び不要輻射の調査
  3. 衛星放送用受信設備からの電波の漏洩等に関する実態調査

医療機関における安心・安全な電波利用の推進

 医用テレメータなどの電波を利用する医用機器や病院内での通信機器の利用が増大するに伴い、医療機関における電波利用の適正な管理が必要となってきています。当協会では、総務省から委託を受け、医療機関における安心・安全な電波利用を支援しています。

【平成29年度に実施中の事業】

  1. 医療機関における電波利用環境の改善方策に関する調査及び相談対応
  2. 医療機関での安心・安全な電波利用を推進するための地方協議会等の運営支援業務

屋内用基地局による対策イメージ図

新たな電波利用システムに関する調査研究

 総務省から委託を受け、新たな電波利用システムの導入に必要な技術基準の策定等に向けた調査研究を行っています。

【平成29年度に実施中の事業】

  1. 公共ブロードバンドシステムの技術的条件に関する調査検討
  2. 防災情報伝達のための簡易な無線システムの周波数有効利用技術に関する調査検討
  3. 外国波等による地上デジタルテレビジョン放送への混信障害調査
  4. 衛星放送用受信設備からの電波の漏洩等に関する実態調査

新たな電波利用システムに関する調査研究イメージ

各種電波機器の性能試験

電磁界測定イメージ
 通信・放送事業者、電波・電子機器製造事業者などから委託を受け、TV受像機、BS/CS受信アンテナ、TV共同受信システムなどの性能試験、照明機器の電波雑音の測定、高周波利用設備から発射される電磁界測定など各種電波・電子機器の性能試験・測定を行っています。

通信・放送波の電波伝搬シミュレーション及びフィールド調査

 当協会が独自に開発したシミュレーションソフトを用いて電波の伝搬状況や電波障害の発生を予測します。また、各種の測定器やアンテナを搭載した協会所有の測定車を用いて全国各地でフィールド調査を行います。

【シミュレーションソフト】

シミュレーション

  1. 高精度電波伝搬シミュレーションソフト(「ミスターDENPA」)
  2. 建造物電波障害シミュレーションソフト(「ビルかげくん」)
  3. 航空機遅延波障害シミュレーションソフト

【過去の実績】

調査

  1. 那覇空港電波障害予測調査
  2. 東京国際空港再拡張事業に係る環境影響評価事後調査
  3. 福岡空港周辺地デジ障害調査

東京オリンピック・パラリンピックの成功への貢献

 東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020 大会)では、競技運営、放送番組の制作、セキュリティ対策など様々な目的に、膨大な無線システムの利用が予想され、これらの無線システムが、混信なく円滑に運用されることが東京2020 大会の成功にとって不可欠です。
 当協会は、総務省及び東京2020 組織委員会がこれらの無線システムの円滑な運用を確保するために推進する事業を支援し、東京2020 大会成功へ貢献します。

【平成29年度に実施中の事業】

周波数運用調整イメージ

  1. 東京2020大会で使用される無線機器用周波数の割当、運用調整、監視の実施方法及びシステム化に関する調査検討
  2. 東京2020大会に伴って開設される無線局と既存無線局の周波数共用に関する調査検討

TVホワイトスペース利用の支援

チャンネルリスト情報イメージ
 当協会では、UHFテレビ放送帯(470-710MHz)、710-714MHz、1.2GHz帯、2.3GHz帯において「エリア放送」、「特定ラジオマイク」、「FPU」が混信なく運用されることを確保するために設置された「TVホワイトスペース等利用システム運用調整協議会」の事務局として、その活動を支援しています。

電波利用の健全な発展のための社会貢献事業

 当協会では、一般財団法人の公益目的支出計画の事業として、電波利用技術に関する知識の普及により我が国における健全な電波利用の発展に資することを目指し、次の三つ事業を実施しています。

「電波技術協会報FORN」の発行
電波・電気通信の最新技術と行政の動向を紹介するため、奇数月隔月に発行しています。
「電波技術協会セミナー」の開催
最新の政策動向、技術動向を紹介するセミナーを毎年開催しています。
「電波技術協会賞」の贈呈
電波利用に関する技術の振興・発展に功労・功績のあった方々を毎年表彰しています。
電波技術協会報FORNイメージ 電波技術協会セミナーイメージ 「電波技術協会賞」の贈呈イメージ

総務省テレビ混信対策センター(URL: http://tvkon.jp/)

 総務省のデジタル混信対策事業の実施団体として、平成27年度から「総務省テレビ混信対策センター」を設置し、異常伝搬に起因した日本国内外からの電波による混信などにより、地上デジタルテレビ放送が良好に視聴できない地域における障害の解消に必要な対策について支援を行っています。

<主な業務内容>

事業内容イメージ

  1. 地域のテレビ電波受信状況を踏まえた受信相談の実施
  2. テレビ混信対策計画公示地域における混信状況の調査
  3. 実施するテレビ混信対策の地域住民への周知広報
  4. テレビ混信対策に係る助成金の交付
    ・放送事業者が実施する放送チャンネル変更のための送信設備改修費用
    ・共聴施設の受信局変更や受信点移設に要する費用
    ・受信者宅における高性能アンテナへの交換や 受信局変更に要する費用
    など

防災行政無線システムの設計コンサル業務

 地方自治体が導入する防災行政無線システムに関し、導入検討から基本・実施設計及び機器導入工事に係る工事監理業務までトータルにサポートする設計コンサルタント事業を実施しています。

<対象システム>

防災行政無線システムイメージ

  • 60MHz帯デジタル固定系同報防災行政無線システム
  • 260MHz帯デジタル移動系防災行政無線システム
  • 各種情報伝達手段との連携
    ・J-ALERT、L-ALERTシステム
    ・携帯電話利用メール配信システム
    ・各自治体ホームページ連動システム
    ・CATV網活用システム
    ・高速無線LANアクセスシステム
    ・FMコミュニティ放送システム
    ・MCA無線システム